「歌舞伎町でボッタクリにあいました」を読んで蘇った忌まわしき記憶
先日水野敬也先生の歌舞伎町でボッタクリにあいました|水野敬也オフィシャルブログ「ウケる日記」Powered by Amebaを読み、脳みそのはるか深部にしまいこんでいた忌まわしき記憶(トラウマ)が蘇りました。
そう、あれは2011年12月24日・・・学生最後のクリスマス・・・。
当時私は大学院生の2年生。
〜薄汚れた実験室にこもり、書類が散乱した研究室でインスタントコーヒー片手に修論の追い込みをかける〜
そんな風に過ごすのも、一つの新しいクリスマスの形なのかなと思ったりもしていました。
セルフブランディングでインテリジェンスな自分を演出する、今までの自分の殻を打ち破る時は今日しかない・・・
そう思っている矢先、気づいたら私はスマフォで悪友(以降T)にメールを打っていました。
私:「今夜クラブ行かない?」
T:「OK」
インテリジェンスな自分を演出するセルフブランディング、開始もせずに終了です。
やはり人間が生まれ持って育つ、「クリスマスは何がなんでも無理やり予定を作って馬鹿騒ぎする!」という欲求に勝てることは出来ませんでした。。。
しかしいつまでも落ち込んでいるわけにはいかないので、せっかくクラブに行くならとことん楽しもう!そこでTと共に打ち出したビジョン、それは
【ホワイトクリスマスの達成〜Get the chance.Get the サンタ.〜】
戦略は至ってシンプル、「サンタコスの女性入場料とドリンク代無料!」を打ち出しているクラブに行ってサンタさんと楽しいことをする!
想像するだけでにやけがとまらない私とT。
いざ渋谷へ出陣!
ということで、24:00頃横浜から高鳴る鼓動を伴い渋谷へ出発
ーーーー約6時間後ーーーー
私は渋谷のマックにいました。
そして私の正面に座っているのはサンタさんでなく、Tです。
ご察しのとおり、結果は惨敗。
このやりきれぬ想いを抱えたまま私は思いました。
(帰ってオナニーして寝よ。結局、それが一番の幸せなのかもしれない。。。)
そう思っている矢先、Tがこんな発言をしました。
「風俗行かね?」
その時歴史は動いた
恐らく縄文時代〜現代までの歴史の変遷の背後には、このような勇気ある決断が数々下されてきたのだろう。
そんなことを思わせるTの決断を、もはや断る理由はありませんでした。
それからは情報戦、スマートフォンという文明の利器を最大限活用し渋谷界隈の風俗を調べる、調べる、調べる、調べる・・・
そこで新宿のとある店舗型ヘルスがヒット!
「営業開始7:00〜営業開始時間前から並んでいる方は7,000円!」
これしかない!
そう決意したらあとは行動あるのみ
以下がかすかな記憶を頼りに作成した工程表
6:30 マック発
6:35 渋谷駅到着
6:36 電車乗る
6:43 新宿駅着
それからの先のことはよく覚えていない、新宿の地理に明るくない我々はスマフォ片手に、GoogleMapを頼りに走った。
そう、クリスマス当日早朝、
僕らは靖国通りを全力疾走した。
ホワイトクリスマスを達成するという、
偉大なビジョンを達成するため。
絶対に負けられない試合が、そこにはあったから。
みんな、おらに力を分けてくれ!靖国神社に眠る英雄の方々も・・・・
その成果あってか、開店10分前くらいに店に到着!
5,6人の先客が居たが大した問題じゃない、これでホワイトクリスマスを達成できるという喜びに満ち溢れていた。
そしていよいよ開店、中にはいってパネルを見ると・・・・
「好みの子がいない。店をでる。」
それが私とTが下した経営判断であった。
我々は店員さんに一言だけ残し、店を去った。
我々にはゆずれないモノがある。妥協は許されない
なぜならクリスマスだから!
全世界が待望する、クリスマスなのだから!!!
とは言いつつも、実際のところは戦意喪失をしていた。
そこを見透かされたのかどうかは定かではないが、キャッチ風兄ちゃんが近寄ってきた。
「お兄さん、11,000円で楽しいことしませんかー?」
いやいや、いくら歌舞伎町初心者の我々でも、さすがにこんなのは怪しいってわかるよ。
ここは毅然とした態度で断ろう、そう思った次の瞬間
「どういうシステムですか???」
めっちゃ興味津々で聞いてました。
しかも値引き交渉までしてました。
挙句の果てに、当初の11,000円から7,000円まで値引きになってました。
どうやらシステムは最初の20分女の子がつく(キャバクラ風)
その後40分、個室に行ってホワイトクリスマスを堪能する(ヘルス風)
タイのゴーゴーバーじゃん!
パラダイスじゃん!
しかもコミコミで7,000円!!!
今思えば、完全に思考回路がショートしてました。
この先は皆さんある程度想像つくと想いますので、簡単に説明すると
・店に7,000円払う
・台湾人の女のが席に着く。メッチャ可愛いじゃん、ラッキー!
ーーーー20分後ーーーー
・台湾人女の子:「この後は本当は30,000円だけど、お兄さんたちなら20,000円でいいよ〜」
・俺失望する、Tは激怒する
・店員にガチ喧嘩売込みそうなTをたしなめ、退店
7,000円払って水しか飲んでないんですけどー
僕らのビジョン達成できてないんですけどー
しかし我々は完全に戦意喪失をしていたため、おとなしく帰路についた。
電車の中では専ら本件の反省会と、おぎやはぎの話に終始した(何故おぎやはぎかは忘れた)。
まぁ私は水野先生の80,000円と比較すると10分の1以下の少額被害で済んだため、傷口は浅く、3年の年月を経てこうやってブログに書けるようになるまで回復したので良かったですが、この件で教訓となったこと、それは
1.歌舞伎町は怖い!
2.キャッチは◯ソ!
この事件以降、私はキャッチの話には一切耳を貸さなくなりましたとさ。